2024.6.20 THE SPELLBOUND / ニンダイの話題より(主にリメイクのこと)

 

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THE SPELLBOUNDのライヴ『BIG LOVE Vol.4』(GUEST.凛として時雨)に参戦してきました。

暑い夜にきらきらと輝くような、ロックサウンドの猛々しさとエレクトロの美しさが織りあったスタイリッシュな音楽ステージでした。

 

オープニングアクトとして凛として時雨も登場。熱かった。中野さんのお互いの絆から共演を喜ぶ言葉も印象的でしたね。

 

SPELLBOUNDからはこれぞというセトリに加えて新曲も2曲を披露。内容はオシャレな曲と、オシャレな曲でした(笑。一曲目を「オシャレな曲!」ってインプットしていたら2曲目も別方向でオシャレだったという)。カッコいい曲たちがもうすぐやってくると思います。

あとやっぱりツインドラム! めちゃくちゃ気持ちいいですね。鮮やかな打楽器の音が双方からステージを席巻する。自分の立ち位置からでは叩いている姿が見えづらかったことだけがちょっと心残りでした (笑)。むしろそのくらいドラムお二方が第2の主役を務めていたのです。

 

 

 

元々かなり好きな曲でもあるんですけど、後半からの演奏アレンジがキマっていて素敵でした。

 

 

 

以前そろそろアルバム出ないかな?って書いてたら本当に発表されたという。楽しみにしています。

 

 

スケジュール的に諦めるしかなかったんだけど、the neverminds来日もやっぱり見たかったな……。

 

 

 

 

 

おまけ というか新作ゲームの話

 

 


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色々と話題になった先のニンダイより。筆者も気になるタイトルが一気に出た内容でした。

筆者は任天堂のタイトルでは『MOTHER』『スーパードンキーコング』『ゼルダ』『メトロイド』が特に「出ればもちろん買います」というくらい好きなタイトルなのですが、そのうち深い眠りについた『MOTHER』以外の3タイトルが一気に発表されたという。まさかこのタイミングで!? って感じでしたね。(ドンキーだけリマスターだったけど。新作どうなんでしょう)

あと坂口・植松の『FANTASIAN』もようやく手に取れるようになるとのこと。

 

 

 

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まあ、最初の一言に置くなら「リメイク発表にしか盛り上がれない野次になってたまるか」なのですが (笑)。(もっと色々言葉を選んだけど、選び疲れた。村に関わらないようにしました。)

まあインターネットの喧騒は煩くてもゲームの良し悪しはまた別の話なので(特にリメイク系へのリアクションは “過剰にリメイクを要求するくせにその後出されたリメイク作品には過剰に冷たい” みたいなしょうもない実態があるので)、どうなるのかなと待っていますよ。勿論サガエメをちゃんとやりきってからだけど。

 

 

 

……それと、対岸ではDQ3に続いてDQ1,2もリメイクが発表されたそうな。

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へ〜と流し見してしまいましたが、いや……DQ1(初代)のリメイク? むしろそれが一番気になってしまいました。

自分がDQ1を遊んだのはおそらく小学生の頃に触れたスーファミリメイク版でですが、当時でも『一対一の戦闘かつレベルアップオンリーの育成』『小さめのマップで、王女を助けて竜王を倒すだけの短い旅路』という、まさに「RPGそのもののチュートリアルのよう」というか、ぶっちゃけた言い方をさせてもらえば「古典という以上の感想が出てこない」ような印象の作品でした(勿論ファミコンよりずっと後の時代での話だし、またその感想自体が小学生の頃で止まっているものでもあります)。

DQ2,3,となっていくと「あっここが面白いな。この作品の特徴なんだな」という部分もどんどん出てくるのですが、初代には正直そういった記憶がない。それはまさしく「万人の前に現れたRPGソフトのチュートリアル」として語り継がれるような作品だから。

そのリメイクが、よりによってDQ3の後に発売される。……どうなるんでしょう? めちゃくちゃに肉付けがされるのか。それとも原点はあくまで原点のままとするのか。その中間ならどこを落としどころにするのか。……あれ、結構気になってきましたね (笑)。

まあ「それをしっかり理解したいのならお前はとっととDQ11をやれ」と言われると本当にその通りなのです。DQ11やるやる詐欺が年単位になってしまっているのでもうここらでちゃんと遊んでおきたい。やらないとな〜。

 

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ちなみに筆者が一番好きなDQは7です。

 

 

 

というわけで……

 

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もしサガエメの後が空いたら『ウィザードリィリメイク』をやりたいです。

いや、何気にやれてなかったタイトルだったし……。うーん私はちゃんとドラゴンをクエストできるのか?

 

 

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ともあれ、今は「いやまだまだ全然サガエメ終われないっすよ」って感じですね。

 

(ニコ動の件からの流れで)サブスクで東方アレンジの生パン様の楽曲を見かけました。

 

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ニコニコ動画のシステム障害による停止〜古い動画から仮設再開という件から、昔のニコ動に回帰する流れになっているのだそうな。当の問題自体については「大変ですね。お疲れ様です。」くらいにしか言いようはないですが……

 

 

古いニコ動のネタ……という話題から入っていいものかとは思いますが、東方の楽曲は今でもたまに引っ張りだして聴くこともあります。

いやまあ、『東方紺珠伝』(2015年)くらいまでは原作ゲームを遊んだり二次創作の動画・画像や音源をそれなりに漁っていたり、同人誌やCDを買うこともかつてありました(『憑依華』もSwitchにあるのを見かけてやったな)。

などと書いたところで要は昔の住人なので、新作をやりもせずに(やろうという意思はあるのだけども)どやどやと出しゃばる気は毛頭ないのです。現行に触れていない古い人間はコンテンツの “今” を邪魔しないよう静かに見守っている方がよい。古いネタにだけ飛びつくのもサブいですしね。

 

 

 

……

 

 

 

ニコニコの話題を眺めながらサブスクで東方の楽曲をサーチしていたら、楽曲二次創作者「生パン」様の音源がサブスクに配信されていることに気づきました。つい少し前に配信開始されたのだそうな。

 

この動画の方ですね……ってニコニコの本家から貼れない現状なんだなあ。

 

 

 

当時、初めてデータに保存した動画がこれだった記憶(勿論今よりいろいろと緩かった時代の話ですよ)。

生パン様は非常に好きな楽曲アレンジの方……というか自分にとっては「もう一つの原曲」とも言ってしまえるようなアレンジを作られているお方です。勝手な言葉で余計なお世話かもしれませんが (笑)。楽曲の「デッドな電子音で、東方の精神世界をサイケデリックかつ内省的に映している」ようなイメージが、原作原曲とは違う角度から東方の世界を描写しているような。アヤカシの幻想郷世界に対するサイコホラー的な解釈に触れているような。そういう意味で自分が聴く東方Projectにとって大事な音源でした。

サブスク配信かあ、すごいなあ。上のプレイリストの作品は当時CD現物が手に入らなくて後悔していました。

 

 

ちょっとだけ、勝手ながら辿らせてもらおうかと。

 

 

 

一曲目からこの曲というのがまた美しい。『魔法少女達の百年祭』は原曲から好きな曲で、上のアレンジも概ね原曲を踏襲されているのですが、よりデッドな音使いで密教っぽさが出ている感じがします。

 

 

 

 

 

 

珍しくアコースティックっぽくアイリッシュ的なアレンジ。でもやっぱり純粋に風景的というよりはずばり郷土信仰が描かれているイメージ。

 

 

Last Remote

Last Remote

 

これを聴きにきた。原曲も良いのですが、私にとって『ラストリモート』といえばこっちで。決戦突入のような原曲とは打って変わった “最期の日、灰色の天の下にいる” かのような印象。インディーな良さが魅力的。

 

 

 

これを聴きにきた ②。おどろおどろしくも美しき最高のハルトマン。まさしくイドの解放。

 

 

メイガスナイト

メイガスナイト

 

禁忌に手を伸ばした霧雨魔理沙が浮かぶ。魔理沙をこういうテイストで表現できる方は当時でも貴重だった、と思う。書籍付録盤のメロディが入ってくるあたりもグッド。

 

 

Spirits

Spirits

 

こちらも聴きました。これだよこれ!って感じですね。

 

 

サブスクにあるもの以外の楽曲は御本人のHP(https://namapann.com/index.html)からもダウンロードできるようです。あれもこれもと上げていたらキリがないけど、『始原のビート』のアレンジがめちゃくちゃ好きでしたね。

 

 

 

……

 

 

……という話でしたが、ニコニコの流れもあるし、もう少し他の好きな東方楽曲も挙げますか (笑)。

 

 

原曲で一番好きな楽曲は『メイガスナイト』でしたね。というか、今でも曲の方向性というかテイストで言えばあらゆるバトル系のゲーム音楽でこれが一番好きだと思う。

 

 

 

そういえば某所で話題になっていたので少し前に芦山先生の二次創作書籍『偽物に恋した魔法使い』を読みました。

 

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とても面白かったです。いろんな細かい原作設定や文脈を織り合わせていて「すげえ」ってなりました。

 

 

好きなキャラクターの話になると筆者はずっと幽香様です(あと幻月とか、一輪とか、色々)。そういえば当時友達に「幽香が好き」って言ったら「お前、虐殺者好きだよね……」って言われたのを思い出しました (笑)。人を『初カキコ…ども…』みたいに言いやがって。

そんな幽香様からは、やはり岸田教団の『YU-MU』。ボーカルアレンジは殆ど聴かない筆者のなかでは希少なお気に入りボーカル曲です。今やサブスクにもカラオケにも入ってるんだって。

 

 

 

しばらく前に柳英一郎様のアレンジによる『ルーネイトエルフ』を思い出したように聴いていました。もうこの辺の音源は本家様やフィジカルではまるで手に入らない……よね……?

東方の楽曲アレンジを漁っていた頃が一番ネットの広大さと世の才能の多さを実感していたような気もします。

 

 

 

 

やっぱりキリのない昔話をしてるみたいだからもうこの辺にしようと思いますが、最後にもう一つだけ。

生パン様と並んで最大のフェイバリットだった楽曲・動画投稿者のnezumi様から、『ふぁいなるてすといんとうほう(桜と妖も甚だ満ち)』。

 

 

 

nezumi様の『信仰は儚き人間の為に』アレンジもまたどちゃくそ格好良いのですが……是非探してください (笑)。私もちゃんとしたやつほしい。

そんな動画がいろいろあった、記憶のなかのニコニコ動画でした。復旧したら本家で覗いてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

…………で、筆者は今偶然、いや本当に偶然なのですが

 

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小旅行で洩矢神社の近くに来ています。何でだよ。

まあ、どれだけ距離を開けても あなたがそこを見ようとするかぎり幻想郷はすぐ側にあります、ということで……

 

サガシリーズで衝撃を受けたイベントの構造のお話 【+サガエメ冒険記 ④】

 

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筆者はサガシリーズを遊んでいるなかで、「シナリオイベントの構造」みたいなところで大きな衝撃を受けたことが2度ほどありました。

 

 

「イベントの構造」──という言い方で正しいのかは分かりませんが、例えば「あの伏線には唸らされた」とか「あそこからの展開が凄かった」とか、そういうことではないお話。

“フリーシナリオ” と呼ばれるサガ特有の作風(その言葉自体は今やRPG全般に普及したきらいもあるが、サガのフリーシナリオは独特の視点と手法・制約のなかで展開されているのでやはり「特有」だろう)においてのシナリオの展開のさせ方。「これからの物語が順番に、或いは大体エリアごとに配置されている」という形式とはちょっと違ったイベント構造において唸らされた話。

そんな話題を。

 

まず一つ目というのがこれ。

 

 

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はい。もったいぶったわりに超有名なやつでしたね (笑)。

そう、超有名なワンシーン。筆者もかつて初めてロマサガ1を手に取るにあたって「あの選択肢画面の画像は何回も見たことがある」くらいの感覚からプレイを開始しました。問題はその前後、というかこのシーンに辿り着くまでの過程。

 

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罪なき村女を助けるために始まった四天王たちからのお使いイベントはことごとく振り回され、ダンジョンを潜って目的の四天王に会えたかと思ったらまた次の四天王の根城にまでお使いを頼まれる。巨大ダンジョンに次ぐ巨大ダンジョン巡り。その間、水竜の湖から始まって四天王のダンジョン×3ヶ所。人の命が一つかかっているとはいえどう考えてもひょんなお使いにしては長すぎる道中だ。

もううんざりしながら最後のダンジョンの四天王に会いに行くと、その四天王フレイムタイラントからも「アイスソードを持ってきたらお前の頼みに応えてやる」と返される。まだあるのかよこのお使い! と悲鳴を上げるプレイヤー。

いやしかしアイスソードならどっかの町で売っていたぞと気を入れなおしたプレイヤーは、とある町でアイスソードが異様に高い値段で売られていることを確認する。なので今度はそれを買うために何とか高い資金を調達してから再び店に訪れるのだが、そこでアイスソードはさっき誰かが買ったからもう売り切れだよと言われてしまう……。

 

もうプレイしたことのない方でもお分かりかと思います。ここで、道ばたでアイスソードを見せびらかしているガラハドと出会うのです。

……ガラハドからすれば、ねんがんのアイスソードをおそらく自分で買っただけで何一つ罪はない。普通なら百歩譲って奪い取るという選択肢まではあれど、持ち主を殺そうなんてアイデアはギャグでしかない。しかし……ここまでの成り行きがあまりにも過剰に長く、ゴールは遠のきつづけ、冒険者ことプレイヤーは結構神経がキていた。

 

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筆者は初めて自分の足であの選択肢に辿り着いたとき、「そうか、ここまでの道のりトータルであの選択肢は完成していたんだ」と気づかされました。

長い長いお使いイベントの山場、これいつまでやるんだよ、もう終わってくれ、という感情がピークを向かえたところで「アイツを殺せば簡単に手に入るよね」という悪魔の囁きが訪れる(一応ですが四天王にもとっとと倒す選択肢はあります。強ボスバトルに勝たなきゃいけないけど)。人が人を殺してもいいと思ってしまうシチュエーションが考えぬかれゲーム内に仕込まれている。筆者がサガシリーズという作品に対して早くに「これを考えついた人は(邪悪な)天才だな」と実感したイベントの一つでした。

そういえば最近、その張本人こと河津神がインタビュー記事で「『殺してでも奪い取る』を選べないようにあえてショッキングな表現にしている」と話していましたが、筆者からは「そうでもないでしょ」とも返したい。間違いなく、あの選択肢は人が「コイツ殺してもいいかな」と思ってしまう絶好の条件を用意しぬいて差し込まれたはずだ。

かくして、ロマサガ冒険者たちはガラハドを殺して冥府に送られるか、否、それでも真摯な行動を積み重ねて太陽神の導きを受けるのであった……

 

 

 

もう一つの忘れられない構成というのが、ミンサガのアルドラ関連のイベントを初めて見た時。おそらくサガフロ2の物語と並んで筆者にとってRPGで最大の衝撃だったと言えるイベント。

(若干ネタバレのような話に入ります)

 

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条件を揃えると街中で出会えるようになる記憶を失った謎の男・ダーク。パーティメンバーに加えることで彼は次第に記憶を取り戻し数度の「思い出したぞ。自分は……」といった細かい会話イベントを重ねていくのだが……。

結論から言うと、この時この男の体には2人分の魂が入っている状態になっていた。1つは地下活動を行うアサシンギルドの首領・ダークの魂。もう1つが、遥か昔に戦い命を落とした女戦士・アルドラの魂。この2つの魂がおよそ交互に記憶を語ってゆき、最終的にどちらかの人格に定まるのだ。

 

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しかしいきなり始まった謎の男のイベントを初見のプレイヤーがそこまで理解するのは難しく、噛み合わない記憶話がどんどんと語られていってまず意味不明なのである。片や暗く苦しい半生を凌いだ男の過去が語られ、かと思えば話の繋がらない淡い恋心をとうとうと語りだす。筆者は初見の時もうなんの話をしているのかさっぱり分からなかったと思う。

 

《ちなみにこの「どちらかの記憶が蘇る条件」というのが、『武器攻撃を続けて「器用さ」が一定数に達するとダークに、術を使って「知力」が一定数に達するとアルドラへとキャラシナリオが分岐する』という仕様。この時点でまず「シナリオ進行の仕様とは何ぞや」みたいな話だ。》

 

そうしてそのフラグ分岐を経てアルドラルートへと突入すれば、その女戦士の正体がようやく明かされる。

彼女は1000年前にラスボス・邪神サルーインと戦い封印させた英雄ミルザの仲間の一人──いやミルザへの恋心こそあれど仲間たちとの信頼関係を築けず孤立し、後世にも英雄と語られることなく一人戦い死んでいった女戦士の魂だったのだ。その後彼女の魂は1000年煉獄に囚われたまま成仏できず悔やみ続けていた。

そして、今またサルーインが復活するという事態に際してひょんなことから冥府の神・デスに利用され、仮死状態に陥っていたダークの体にその魂を送り込まれたのだった。

 

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──バックストーリーとして作中の節々に垣間見えていた歴史や神話と、目の前で進行していた物語が突然ガッチリと一つになった感覚。そしてアルドラという「伝説に含まれなかった一人の人間」の数奇な運命を見ていたのだという理解。それは粗末な表現ですが筆者にとってまさしく「世界がここにある。」という感銘を受けた一連のイベントでした。筆者のRPG観なり「世界観」というものへの向き合い方は、アルドラ以前・アルドラ以後で最大の変化があったと言ってもいいくらいに。

(前提として、ロマサガ1・ミンサガという作品総体が「世界観」づくりとして作中の神話、歴史から風土、情勢、各文化圏の在りようまで丁寧に表現された作品だったという面もあります。アルドラのイベントはその上にあったから説得力と存在感を持っていたのです。)

 

そして、やはりアルドラのイベントは一般的に用意され進行していくシナリオではなく「フリーシナリオ」の中になければ意味はなかったのだろうと思う。

放り出されるとも形容されるくらいに野放図な旅路から始まるマルディアス世界を自分の足で主体的に触れていたからこそ、筆者は『アルドラ』という女と『このゲームの舞台には歴史があり、人々がいる』という感覚が重なる瞬間を自分のプレイ体験から実感することができたのだろう。

もし用意されたシナリオを受動的に見ているだけだったら、アルドラも一つの「古い時系列のキャラクター」でしかなかったかもしれない。例に出して申し訳ないが、FF10がどれだけその世界のあらましや過去設定が丁寧に描かれようと基本軸は「ティーダとユウナとジェクト達のお話」としてばかり映らされるように(一応、FF10はそういった作品コントラストが仕上がっていたからこその名作なのだとも思います)。アルドラを取り巻く衝撃は、一つにはフリーシナリオが持つ力だったのだと筆者は受け取っています。

 

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話が横にそれましたが、「ミンサガのアルドラはイベントの開始・分岐の仕様からその内容まですべてが衝撃でした」というお話でした。

 

 

 

 

 

 

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サガシリーズの現最新作・『サガエメラルドビヨンド』から、カマラの世界。

 

神から選ばれた少女がその土地を守るために「エプイケ」と呼ばれる花になり、そして枯れていく、そんな儀式を繰り返している世界。

サガエメは周回ごとにシナリオに変化が発生していく作品なので、プレイヤーはそのエプイケの姿を一輪ずつ、全く別々の旅路から垣間見ていくことになる(まずこの周回プレイで物語が変化しまくる構成自体が フリーシナリオと複数主人公をとってきたサガシリーズならではだし、またこれほどまでの仕様は新たな試みでもある)。

 

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1周目ではレラという少女がエプイケの花になった親友・アペの歩みを追いながら、自身も巫女になりエプイケとなっていくエピソードに触れ、

 

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2周目では一緒に生きてきた妹のことで精一杯なチュプが巫女になる様子を通して、この世界のしきたりや因果の残酷さをより克明に映し、

 

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そして3周目。かつてこの世界に引きずりこまれたある人間の娘・ナナが新たな巫女に選ばれた物語を共に進むことになる。

 

 

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……先の2作とは違って、発売したてで筆者も遊んでいる真っ最中の作品なので、まだまだまとまったことは言えないかと思います。筆者自身も先日この3周目のシナリオに立ちあったばかりだし、いやまだいくつかのパターンのシナリオや分岐もあるのだという情報もある。

ただ、このカマラの世界の物語にもまた、河津神や制作チームによる世界観表現、ファンタジーの創造、そして周回プレイを基礎とさせるゲームデザインの妙が一つに詰まっている。

 

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目を見張るのが、サガエメでは選択肢こそ並びつつも次に向かう世界がランダム?かつ明確には表示されないので(ある程度遊んでいれば大体どこの世界なのかは分かってくるけど)、それ故にカマラの世界に訪れた際なんかはまさしく「連れ込まれた」ような夢幻性を強く覚えるものになっている。プレイヤーは旅を続けていればきっとまたあの世界の物語に立ち会うし、そしてきっと立ち会っていない時にもあの世界の時間は流れているのだろう。そういう感覚が芽ばえるのです。

 

何より、このカマラの世界を巡ることを通して、筆者は「また新しいシナリオの魅せ方が出てきたぞ」というようなときめきを覚えていたのです。いくつかのゲームを遊んでいると、シナリオにしろ冒険の文脈なりにしろ「あのパターンだろうな」という傾向なり既視感がちらついてしまうこともある。それを逸脱した作品に出会っていきたい。きっと筆者は、アルドラの時に感じた「こんな魅せ方、触れさせ方がありうるのか!」という衝撃をずっとどこかで探しているのだと思います。

まあ、サガエメのことはここで私なんかが分かりきったようなことを述べるよりも、ユーザーが自分で触れてみればいいのでしょう。ただきっと、他所のゲームでは触れられない体験をするのではないのかな、と。筆者がサガシリーズ(とFF)に望んでいることはまさにそれなのです。

 

 

 

 

しかしこう言っていいのか分からないけど、最高に攻略サイト見ながらプレイや「さっさと畳んで話のタネにでもする」時代性に逆行しきっているような作風だよね (笑)。

あと、ディーヴァ編初周までプレイしていた頃なんかは「いや、サガなんだからきっとシナリオも良いはずなんだ」と期待を抱えたまま進んでいたのだけど、その期待はマジで間違っていなかったな〜と。まあ「あの河津の力作なんだからシナリオを疎かにする訳ないじゃん」って話でもあったし、一方でそれをどういう魅せ方でプレイヤーに提示してくるかは上述の作品群のようにまさに神のみぞ知るものでもあったのだが。

 

 

 

他のサガエメプレイ記録。

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最終皇帝でおなじみグレロンの世界はようやく攻略本情報を解禁したのですが、「超細かい○○制でルートが分岐する」うえに「とんでもないルート数が用意されている」と分かって真顔極めてました。こっちの世界も大概だな。それはそうと最終皇帝と化したレイアさん、麗しいですね。

 

 

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アメイヤ編での人斬のイベントにも到着。

アメイヤ編2周目では攻略本を見ながら進めたのに最初と同じエンディングに入っちゃったという輝かしいゲームセンスを発揮していました。今はアメイヤ、綱紀の2周目を経てアメイヤ編3周目をやっています。

 

サガエメ冒険記 ③ シウグナス編(一周目)(+シウグナス編がバクチクする雑記)

 

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闇の世界の王として君臨していたが、何者かの裏切りで玉座を追われ、別の世界に飛ばされてしまう。

 

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そこで出会った者たちと手を組み、闇の王の力を取り戻すため動き出す。 (公式サイトより)

 

男たちは死後の戦場を抜け出し己の根城を取り戻す。

サガエメ、魅力的な男キャラが案外少ないかなーなどと思っていたらこのシウグナス編におかしな男たちが集結していた!

 

 

※一周目程度ですがシウグナス編登場キャラクター達のネタバレが含まれているおそれがあります。

 

 

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どうやらシウグナス編では既に死者である初期メンバーたちの出身世界をそれぞれ辿ってまわるシナリオになるとのこと。楽しめそうだな。

 

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とりあえずやたら殺意を向けてくる「人斬」の地から向かってみました。いったいどんなヤバい世界の住人なんだ……?

 

 


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京都のミヤコ市じゃないか。あぶねーコイツ。

 

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少しずつ分かってくるのだが闇の王はかなり付き合いがいい。

 

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まあまあ打ち解けている闇の王と人斬。なるほどどうも人斬は随分昔の人間だったらしい。

 

 

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500年前くらいの八条はん(仮)の先祖と人斬のお話、と思っておけばいいのかな。

 

 

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僅かながら自分の過去を語る人斬。人の姿をしたあやかしを斬っていたら人斬の呼び名がついたという。

 

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ウェーブに導かれて出会った綱紀との共闘を経て、

 

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更にはゆめはとも邂逅。彼女を見て初めて聞く名前を口にする人斬。


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走っていくゆめはに幼馴染みの幻影を見た人斬。その生前の想い。そこにゆめはがまた姿を現して、

 


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河津神の語りすぎないテキストが猛威を振るう。

 

そして彼の物語の果て、人斬はシウグナスの眷属となることを申し出る。

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ここもまた多くが語られたりはしないけど、闇の王のおかげで死後の世界から戻って自分の大事な記憶を取り戻したというだけで繋がってくるものがあると思う。そもそも生き返ったところで大昔の人斬り男に行くあてなどないのだ。

いや後々を見返しても一発目に人斬の地から行って正解だったな。

 

 

 


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お次は「哲人」の過去を追ってSF空間デルタベースへ。

 

 

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案内ロボットに利用されていると気づいても「弱きを助けるのも王の務め」ということで付き合ってあげる闇の王。寛大すぎて笑う。

 

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ツチノコの触り心地にご満悦な闇の王。

 

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デルタベースに来た時の私を代弁してくれる闇の王。

 

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暴走する族長を見て大満足の闇の王。

もしかしてこの人本作で、いや数あるRPGでも随一の「プレイヤーのテンションとシンクロできるノリのキャラ」なんじゃない?

例えば物語のキャラクターが本気で怒っているシーンがあったとして、みなさんは作中のキャラと一緒に怒るタイプでしょうか、「盛り上がってきたな!」と空気を楽しんでいるタイプでしょうか。筆者は後者です。

 

あと、河津神「絶対厨二キャラになる設定なのにギリギリそうはならない(勿論ラノベ的ななんちゃって感ともまた違う)味つけ」の妙もまた思わされたり。

触る前はシウグナスを「厨二くさそうだなあ」と思っていたのに、実際に触ってみると確かに闇の王らしいのに全然厨っぽくならないバランス感。厨二というジャンルが確立される前から活躍しているクリエイターゆえか、古典ファンタジーに対する見識からなのか、もっと絶妙な(アセルスと赤カブ的な)バランスセンスゆえなのか。ともあれ「だから私には河津作品なんですよ」と思える要素の一つかな。

 

 

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手塚治虫みを感じる。

 


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ボス・獅子王戦。最後に特殊演出みたいなのがあってビビったがまだ何かサイドストーリーがあるのか……?

 

 

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心奪われマグス。


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哲人の回想話。獅子王に殺されたのか君は。


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眷属にする時にはこういう選択肢が出ます。

眷属が増えることでシウグナスの技が増えていることには途中で気づいたけどその他の仕様については……それは後ほど。

いやしかし哲人よりも闇の王のノリがだいぶ掴めたデルタベース回だった。

 

 

 

 

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密林世界にて恩知らずな大鷲を石にし、

 

 

 

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ディーヴァ編以来2度目の、選ばれた巫女が花となって枯れていくカマラの世界。


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巫女としての使命よりも自分が生きてきた日常と妹のことで精一杯そうなチュプ。そんな彼女に「闇の匂いがしそうだ」と言いながらも律儀に付き合う闇の王。

 

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この世界の美しくない側面が少しずつ見えてきたようだ……

 

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チュプは儀式を前に突如姿を消してしまう。神官たちは「そういう場合にはチュプの妹を無理にでもチュプと同じ体にして生贄にする」と。

 

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まるで人の不幸を待ち侘びているような言動だが……

一度は姿を消したチュプだったが、自分の半生と別れる踏んぎりをつけてきたようにエプイケとなる儀式へと向かう。

しかし……

 

 

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「生憎だが、今の我が望みはチュプの花を愛でることだ!」

 

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めちゃくちゃ主人公らしいことをしてる!

 

 

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そして、カマラの園にチュプの花が美しく咲く──


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闇の王、アンタ最高だよ……

宣言どおりにチュプの花を愛でる闇の王の姿があった。

 

 

 

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近代都市アヴァロンではまさかのすごろく方式で進行。電車旅などを楽しんでみる闇の王御一行。

 

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仲間の「王者」はアヴァロン出身の格闘家だったようで、この王国の歴史を語りはじめる。

王者さん、戦士団のなかではあんまり人気ない方みたいだけど(というか体術が人気ないのか?)、筆者はクールさと「勝ち取った強者の傲慢さ」が垣間見えてて好きですよ。傲慢に浸れるほど世界は狭くないと頭では理解しているつもりだからこそ。

 

 

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ロボットの路上ライヴにちゃんと対価を支払う闇の王。

 

アヴァロンでは戦闘賭博もやっている模様。折角なので参戦してみるとそこには──

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親分(ミンサガ由来)何やってんすか……

 

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ディーヴァ編でメインパーティだったボウディカーも。こんなんやってたんだな君。そして次なる相手は、

 

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誰だよ。しかも強すぎなんだよ。

陣形を変え忘れちゃっててあえなく敗退……もう一戦リベンジしたかったけど敗者に二言なし。無念。

 

 

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ええ、前回一緒に旅したグィネヴィアさんって元王妃だったの……? Plastic Treeのメンバーじゃなくて? 警察編のスクショを見返してもそんな素振りは……

 

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マジやん。

 

 

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その後いつもの昼ドラ都市ではこれまでとは違って男の方が調子をこきだし、

 

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海洋世界。前回は普通の大海原だったはずなのに今回は死後の海に。「同じフィールドマップ」という条件を巧く利用しているような変化だ。

 

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伝説のわりにゲスかった大海賊を討伐しました。

 

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そしてここで語られるのは「豪傑」の過去。どうしようもない海賊だったが、ある日詩人が語る物語を聴いて感動し心を入れ替えたのだという。

 

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眷属となるのにここまで明快な理由もない。それは信もて立つ者の隣にあることだ。

 

 

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簡易転送世界プロヴィデンスにて。


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わざと自爆スイッチを押したりしてみました。爆笑王。

 

 


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「将軍」の過去を巡るのは最終皇帝の呪いに包まれたグレロンの世界。アメイヤ編序盤以来なのでかなり久々の来訪だ。

 

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多分前回と違うルートなんだけど、やっぱりここの変化条件さっぱり分かんねえ。

そういえば攻略本『翠の導きの書』はシウグナス編クリア後に届きました(一周目くらいは全部自力で畳みたかったのでセーフだった)。

将軍の過去もあまりよく分からないままだったので失敗ルートだったみたいですね……。

 

 

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その後キャピトルシティでは、闇の王に気に入られたのか売れっこ歌手のエミリーが仲間に。うーん眷属レディはいいんだけどもう終盤っぽいので今更メンバーには……

 

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……強くない?

 

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ああ  そして一つは君の瞼の横に

ああ  そして一つは君の死の窓辺に

闇夜の  花嫁

 


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いよいよ戦士団最後の一人、陽気さの裏に重い過去をちらつかせていた「戦士」の世界、砂漠と化したクロウレルムへ。シティ系の世界の出身なのかなと思っていたがまさかここだったとは。

 

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村を守るために「パンドラ」に手を出し、村を救うはずが滅びを招きこの砂漠の世界を作りだしてしまったという戦士の過去。

 

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王は戦士の闇を見届けつつ、今度こそ己自身で願いを叶えよと唱える。

 

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河津神、「必要ないことは書かない」みたいな消極的なセンスというよりも「いくつかのピースから全体図が頭に浮かんでくる楽しさ」を心得ているんだろうなと度々思う。そもそもTRPG出身の方ですしね。

 

 

 


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そしてついに、闇の王は在るべきヨミの世界へ帰る。

 

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ドロレスは別に闇の王のメイドでもないらしい。誰にでも同じような勘違いしてんなコイツ……あとそういえば未だにドロレスがちゃんとパーティに入ったことないですね。

 

 

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新しい君主の下でなんか漂白されている闇の塔主たち。闇の美徳を取り戻せ!

 

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これで元通り。いやそれでいいのか……。「妖怪は人心を脅かすのが務め」とか「ここでは上っ面を気取らないのがルール」とかそういうことなのかもしれません。

 

 

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我が居城に居座っている不届き者とラストバトル! しかしラスボスの一撃目で味方3人が瞬殺されてそのまま負けました。

ええ、即死耐性の防具使えないよ……とメニュー画面を触っていたところで「騎士化」システムについてようやく気づく筆者。

 

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眷属化:シウグナスのLPアップ+ブラッド技取得

騎士化:眷属になったキャラに即死耐性装備固定+ブラッド技使用可

ブラッド技:シウグナスと騎士たちで共用できる攻撃技。LPを消耗するけど強い。

廃人化:騎士から固定装備を取り上げるとしょぼしょぼになるらしい

 

といった感じのシウグナス編基本仕様でした。理解するのが遅すぎて駄目だこりゃ。

 


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これでオーケー。全員王の騎士。

 

全員騎士で挑むと「これアリなの?」ってくらいヌルゲーになりました! サガエメ、やっぱり全体的に純粋難易度はシリーズの中では優しい方です(一回負けた奴が言うことかえ)。

 

 

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シウグナス編、完。

闇の王とプレイヤー感覚のシンクロが高かったのと愉快な奴らばかりでかなり楽しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ おまけ

 

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小林智美先生、お元気されていますか?

 

「じゃあ久々に、シウグナス編のイメソンプレイリストなどでも作ってみようかな!」と開いた先は当然にもBUCK-TICKでした。

その当然っていうのは筆者がBUCK-TICKが好きだからってだけじゃなくて、度々語っていたシウグナスの「闇の王の威厳と、案外フランクで寛大な器の広さが共存していて、人の闇や業を眺めたり寄り添ったりしている様」が完全に櫻井敦司の立つBUCK-TICKみたいな手応えなんですよね。そりゃあ触れてて心地良いよねというか、人に愛される要素しかないというか。

 

 

 

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はい。なんだか呼吸活動を取り戻したような気分だ (笑)。

一番似合っているのは『唄(ver.2021)』じゃないでしょうか。上に述べた「両作共通のほど良いバランス感覚」が最もよく表れている一曲じゃないかと思います。

エミリーは最初は普通に女性ボーカルの楽曲から選ぼうかと思ったのですが、『Mr.Darkness & Mrs.Moonlight』があまりにハマっていたのでこちらで通しました。あと人斬が『空蝉 -ウツセミ-』なのも私的ベストチョイスでお気に入り。

『ROMANCE』、王道すぎて普段はあまり入れないけど、まあここはないと駄目かなって。

 

「喜び、悲しみ、怒り、欲望の果て、」

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ではサガエメは二週目に入っていきます。やっぱり書いている頃にはとっとと進めちゃっているのですが、このゲームはマジでずっと楽しいです。

 

p.s. Lucyのインスタライヴ見逃しました……

 

2024年5月 Plastic Treeのアルバム振り返り日記(後)

 

から続き。

 

 

 

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5月17日 『ドナドナ』(2009年)

 

佐藤ケンケンが加入して最初のアルバム。全体的に文章的な雰囲気でしっとりしていて、歌詞の圧というか先導力が強くなった。また色々と今までにない楽曲や作風を試している感が強い。これは順番に聴いてというよりももっと後になってからこのアルバムを聴き返していて思ったのだが、後の『doorAdore』辺りへと至る路線はしっかりここから始まっていたのかもしれない。

アコースティックと電子が降り混ざったような1曲目『1999』は、今聴くと後のケンケン作曲っぽさも少し感じるような。

攻撃的なロックサウンドながらよりお歌の主張が強くなった『梟』、ともすれば竜太朗のソロ弾き語りっぽくなりそうなところを上手くバンドに落とし込んでいる『エとセとラ』、エロティックなエレクトロ『コンセント』などを通過し、そこにサナトリウムという切り札みたいな超バラードが待ち受ける。アンビエントフリーセッションみたいなインスト『---暗転。』も結構好きです。

 

『やさしさ倶楽部』、感動した。歌詞に共感した。

 

 

 

指折りのお気に入り曲です。筆者は基本的にはこの曲が似合う空気のなかにずっといたい、みたいな感じ。

 

 

 

 

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5月18日 『アンモナイト』(2011年)

 

アニメ主題歌でおなじみ『みらいいろ』収録作。結構00年代V系バンドらしい曲が多いが、そこに『Thirteenth Friday』『ムーンライトーーーー。』『ブルーバックみたいな曲が差し込まれてくる。アキラ曰く「相当出来上がった頃のPlastic Tree」。

筆者も見事に「じゃあ『みらいいろ』が入ってるこれから聴いてみるか」と最初に手に取ったアルバムで、1曲目『Thirteenth Friday』で「うわっマイブラだ! このバンドは全部聴こう」となった記念のアルバムでした。

ちなみにサブスク配信では『みらいいろ』だけ諸般の事情でカットされています。俺は怒っている。

 

開演SEに使っているマイブラ『Only Shallow』の代用に作った曲だからその曲と近いんだけど、『Only Shallow』が情交と昏睡ならこちらは祈りと果てしない夜みたいなイメージ。

 

竜太郎がなき父に捧げたという『バンビ』も外せない名曲。普段湿っぽい曲ばかりやってるPlastic Treeがそういう時にはこんな曲で示しちゃうのがイイですよね。「淡い甘い記憶で僕は  案外、悲しいだけじゃないかもね」

『アイラヴュー・ソー』もロックンロールで好き。ラストの『spooky』も当時の勢いづいた機運を感じる。

ケンケン作曲よりブルーバック。ノリの良いナンバーが席巻している本作に暗く沈殿な重力を与えている。そしてこの曲をもってメンバー全員が作曲(いずれは作詞も)を手がけるバンドになった。

 

 

 

プラでは指折りに前向きな歌詞ながら彼ららしさもしっかり息づいているという点でも大事な曲だなあと。勿論アニメ「遊戯王5D's」の 滅びの未来と対話していくイメージにも相応しかった。

 

 

 

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5月19日 『Hide and Seek (Rebuild)』(2012年)

 

2012年作アルバム『インク』の初回盤特典に付属していた1stの再録盤。特典作品なのだが、ぶっちゃけアルバム単位ならこれが一番好きかもしれないし、「国内シューゲイザーの傑作盤は?」という話題の時には筆者はずっとこの一枚が頭に浮かんでいる。リメイク作品の宿命として旧作への思い入れが強い人にはウケはよくないんだけど、控え目に見ても国内ゴシック・シューゲイザーの至宝なんじゃないでしょうか。

原作盤との比較で言えば少年のようなキュートさが死霊のような鬱蒼さに変わって、楽器の音はもう一目瞭然なほどに全面パワーアップした。こっちの『痛い青』『割れた窓』『スノーフラワー』『Hide and Seek #4』らが諸々の陳列からハブられる形になっているの、あまりにも罪ですよ。

 

 

 

 

 

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5月20日 『インク』(2012年)

 

蒼く深い美音空間へと一気に花開いた。多分オリジナルアルバムでは今のところ一番好きな一枚。

表題曲『インク』ほど美しい曲はない。「瞬きほどの闇で こんなにも綺麗」とはまさにその曲のこと。弦の波紋が伝う『くちづけ』もとても美しきリード曲。私が中学生だったらノートや机の至るところに『あバンギャルど』の歌詞を書きまくっていた。ライフ・イズ・ビューティフルは弾き語り系楽曲からの傑作。これぞシングルチューンな『静脈』はライヴ音源でこそ輝くかな。そして暗く深いところからその美しい顔を浮かべる『てふてふ』

例えば、BUCK-TICKが『或いはアナーキー』を出した時のような、或いはLUNA SEAが『MOTHER』を生み出した時そうであったろうような、「今日ここまでの既存を超越した新たな美音楽空間が出てきたぞ」というような衝撃。このアルバムを初めて聴いた時にはそんな高揚がありました。次々回作『剥製』辺りまではその色合いの流れにあると受け取っています。

 

日本一の……主語を小さくすれば千葉県一のシューゲイザー歌謡。

 

 

 

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5月21日 『echo』(2014年)

 

7曲入り(導入曲を除けば6曲)のミニアルバム。

前作からの蒼い空気感を継承しつつも、エッジの効いたギターサウンドとピアノ・キーボードがアルバムを通して鳴り続けている。騒ぐ楽器とメルヘンとノスタルジィ。

……変な言い方かもしれませんが、このアルバムは『影絵』以外は自分の中で「良いと思うけど、まだ『これだ!』っていうほどにはハマれていないな」というような感覚もあり。それは曲が不十分というよりも私の方できっかけがもう一つ足りていないような。まあでもこれを書いていたおかげでヒントに辿り着けそうかな。

『影絵』は10年代プラのバラードの最高峰だと思います。

 

 

 

 

 

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5月22日 『剥製』(2015年)

 

『インク』『echo』の流れを汲みつつ、その流れの完成盤とも思える一枚。ややシングルっぽい曲が集中しすぎているきらいもあるが、それだけに個々の楽曲はやはり強いか。

『フラスコ』は『インク』と並んで最上級に好きなナンバー。イントロのギター、流麗なAメロ、せり上がっていくBメロ、花開くようなサビのすべてが完璧。『マイム』はアップテンポで賑やかながら個人的にはしっとりとも聴いていられるのがポイントかなとも思ったり。

そしてシングル向きみたいな曲が並んでいるからこそ、ラストの大沈殿美術館『剥製』が映えわたる。

 

「生きていた証」「存在のパッケージ」「永遠にされたもの」「プラスティックでできたトゥリー」──『剥製』。最高のアルバムタイトルではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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5月23日 『Plastic Tree Tribute ~Transparent Branches~』(2017年)

 

デビュー20周年 “樹念” のトリビュートアルバム。折角なのでこの流れで改めて聴いてみようかなと。あくまでプラの振り返りなので他のアーティストにはそこまで触れられないですが。

 

トリビュート参加者一覧

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良いカバーが揃っています。筆者はカバー作品などは解体・再構築してナンボだと思っているので、そういう面ではPeople In The Boxの『エンジェルダスト』なんか良いなあと。あえてドV系っぽい曲を選んで改造したっていうのも趣深いですね。一方でのMUCCの「本筋の人来ましたよ感」もあっぱれだけど (笑)。ノベンバの『アンドロメタモルフォーゼ』、雰囲気はHallelujah頃らしさがあるけど音は既にややANGELSへ向かっていっている気もするかな。

 

そしてPlastic Tree本家によるセルフカバー『ゼロ』は、バンドの大切な曲だし、シューゲイザーソングとしても大きな一曲です。ライヴのクライマックスで披露された時にはまさに会場全体を昇華させていくようだった。

 

足しても引いても  掛けても割っても 

何も変わらない魔法があるなら

明日を呪って  明日を夢見て 

どこかしら似てるような僕らに祝福を

 

 

 

 

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5月24日 『doorAdore』(2018年)

 

前作までの「蒼さ」を残しながら、よりバンドサウンドにしろデジタルにしろアコースティックにしろ直球勝負な音づかいが増えた印象。月並みな言葉になってしまうが「何を弾いたってPlastic Treeの色になる」という手応えを自覚しきってるからこそ出来たアルバムのような。様々なフレーズが鳴っているけど色はすべて統一されている感じ。ずっと安定感がある。

ノクターン、今聴くとちょっとイエモンっぽいな……と思ったけどそういえばイエモン『8』とアルバム全体の雰囲気が近いかもしれない(あちらはバンド離散直前というヒリヒリ感も強いけど)(ニューアルバムが同日に出るんですねー)。

 

 

 

 

 

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5月25,26日 『続 B面画報』(2019年)

 

続 B面集。2枚組になったがやっぱり何曲かは入っていない。入れなさいよ。

前『B面画報』に比べるとインディーチックというよりも「片隅の佳曲」のような楽曲たちが並んでいるような感じ。『灯火』なんかまさしくそういう位置かな。アイレンもおよそシングル向きではないけれど先進的な作風に挑んだきらいのある良曲。

インスト曲も2曲収録。『回想、声はなく。』は今聴くとParannoulっぽくも聴こえる。バミューダトライアングルもデジタルな統率と加速していく突進力を持ち合わせていて好き。あと『バンビ』はこちらのver.の方が好きだったりもします。

『はじめての×××』、目に入ったら聴きがち。

 

 

 

アルバムに入っていないのは初期曲から再録したRebuildシリーズと、いくつかのライヴ音源、リミックス音源など。以前一枚ずつシングル盤をかき集めたけど今となってはこれらの方が何曲かはサブスクですぐに聴けるという妙。

とりあえず『鳴り響く、鐘(Rebuild)』『サーカス(Live Arrange Version)』は是非。

 

 

 

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5月27日 『十色定理』(2020年)

 

2日後に最新アルバムの座を下りる準新作。タイトルからも「このバンドの味はメンバー全員が出す多彩なカラーだ」という自負が伝わる。あっ、偉そうにここまで書いてきたけどリアルタイムで買ったと言えるアルバムはこれだけです。すいません。

オープニングナンバーの『あまのじゃく』、以前はちょっと引っかからないような感覚もあったけど今聴いてみたらしっくりきた。前作の『遠国』をより広大で幽にした感じみたいな。暗黒というよりもモノクロ、宇宙というよりも砂の歴史、人気のない静寂な夜に聴いていたい、そんなイメージ。

メデューサはもうシンプルに好きです、アキラワールドだ。『remain』は改めて聴くと「『トロイメライ』を今録ったらこうなります」みたいな趣もあるかな(当時のメンバーじゃないケンケンがそれを携えて来てるのも面白い)。一方の『月に願いを』はケンケンらしい「暗いけど重すぎない」終盤曲。

そうして、『エンドロール。』という プラのラストナンバーとしてこれ以上ないくらいのハマりっぷりを醸していた曲も、ようやく “次回のPlastic Tree” が出るのです。お疲れ様。

 

 

 

海に降る雨を見て  おんなじ事思ってた

こんな風に在ったとこに戻れたらいいのにね

 

くらくら  世界が綺麗だ

 

 

発売後、このアルバムを引っさげてツアーを予定していたがコロナ禍により全面中止。しかしメンバーはその後3年に渡って音源制作ではなく同時配信型での連月に及ぶライヴ活動継続へと全振りしていった。誰も予測できなかった事態のなかで 誰もあまりやっていないバンド活動の形へと舵を振り切った彼らは、粗末な表現かもしれないが「かなり格好良かった」し「流石すぎた」と思う。

(ライヴ盤は割愛と言いつつ、そのコロナ禍に開催されたオーケストラアレンジ公演の音源『Symphonic Concert【Act Ⅱ】』は取り上げても良かったかもなとも思ったり)

 

 

 

 

 

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2024年5月29日発売 『Plastic Tree

 

……今日一日もうずっとこればっかり聴いているのですが……そう、まず「一枚の新譜を一日中聴いている」という状態がなんだかかなり久しぶりな気もします。傑作盤です。

うーん出たばかりだからこそ、思いつきみたいな文章をここでああだこうだ書いてしまいたくないというリスナー感情もありますが。「Plastic Treeらしい色を全部混ぜたら黒色に濁りはじめた」かのような。Plastic Treeのディープなところもアクティヴなところも夢幻的なところも俗世的なところも全部が一つの薄闇色に統一されて展開しているような。まさしく「Plastic Treeを一枚で象徴する傑作」なのではないでしょうか。

個々の曲の話題……に行くと止まらなくなりそうなので触りだけにしたいですが。特にお気に入りの曲は『ライムライト』『メルヘン』。ベッタだなあ (笑)。ベタでいいんです、出たばっかしだし。勿論ラストの『夢落ち』も圧巻でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関係ないけど、いつぞやのプラがアンコール中ぐだぐだトークの流れでいきなりROSIERを途中まで演って何故かその後全員で弁明しまくっていたという話、好きです。

 

サガエメ冒険記 ② ボーニー&フォルミナ編(一周目)

 

ある日、大統領の暗殺未遂事件が発生。この事件の捜査にあたっていた警官の2人は、謎の三角形を手掛かりに事件の謎を追うことになる。 (公式サイトより)

 

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……というあらすじ紹介にしてジャングル異世界転送から始まるとは思いませんでしたが……

 

 

 

正直これを書いてる時間があるならサガエメばんばん進めたいですというのが本心ですが、まあ前回「①」とかつけちゃったし。自分で蒔いた種ということでよろしくお願いします。

 

 

 

 

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初期メンバーの登場! 猫が3匹だ。ええ…… 白猫のミャオだけ最後までスタメンでしたね(どっかで交代してもいいなーと思ってたけど結局最後まで入っていた)。

 

 

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本拠地・キャピトルシティにて。微妙なリアリティがじわじわくる。

 

 

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これは本当、伝わるかどうか微妙な話題なのですが、

フォルミナさん、九州〜沖縄辺りの美人さんみたいなお顔だちじゃないですか?

「よく分からないのぼせ方はやめろ」「どちらかと言うと外国寄りだろ」「お前は一生仲間由紀恵の幻に囚われてるんだよ」諸々意見あるかもしれない。いや顔だけじゃなく立ちモーションまで含めてモロに地元・福岡の故い知り合いに似ていたからかもしれないけれども(美人なんですよ)。まあ最初はその人がチラついて若干やりづらかったのですが……

 

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今はもう慣れました。美人だな。

 

 

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相方のボーニーはなかやまきんに君みたいなことを言っていました。

 

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そんな感じで主役2人への理解を深めつつ、近代風都市アヴァロンではPlastic Treeのメンバーみたいな方が仲間に。

(絶妙にギターとベースどっちにも似ている……)

 

地元のお姉ちゃんとなかやまきんに君Plastic Tree(楽器隊)の3人道中がここに始まる。新作サガ尖りすぎだろ。

 

 

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世界を移動して、ここは魔女と “厄災” の戦いが火蓋を切る魔女の園プールクーラ。

 

襲いくる魔物たちとの戦闘が始まり、どこかの魔女のもとへ行けば他の魔女が数ヶ所沈められ、黄色の魔女はまったく別の展開を開始し、こちらはまだ戦っている魔女達をサポートしながらも当然選択肢のウェーブは常に枝分かれしており……相次ぐ攻防、勝ち取る戦果、黄色の魔女のイベント、その間2時間あったかなかったか。

いやもう、振り返れば本来はここだけでゲーム一本作れるんじゃないか? というほどの展開量が超圧縮して繰り広げられていたんじゃないかと思う。実際に別ルートとかまで確認したわけじゃないから全貌がどうなってるのかはまだ分からないですけれども、それくらい濃かった。

そういうつくりを「演出や描写が少なくて淡白」と感じるか「濃いよ!」と感じるかは人やその時によるかもしれませんが、まあ、筆者は大概後者です。

 

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最低限のテキストだけでがっつりキャラを立たせられる神の為せる業でもあったかもしれない。

 

ちなみに回り方としては白→黒の魔女たちを見守りつつ黄色の魔女側の展開を追っていくプレイを。

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他のユーザーさんのプレイ報告を見ていると失敗ルート? もあるらしいけど一応それではなかったと思う。

 

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独自のイベントを展開していた黄色賢者の遣い・ウィルマはとりあえず今回は仲間にせず。ちゃんと師の下で修行したまえ。でもいつか連れ出してみたい。

 

 

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そして途中に浮かんできたこれはいったい……

 

 


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その後、再び電光昼ドラ都市『ヴェルミーリオ』を訪れ、

 

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SF世界『デルタベース』。こいつまた変な生き物(マンドラゴラ)連れてきたな……。

 

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ええ……マグスさん怖い……

 

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前回は辿らなかったイベントルートへ。なんとなくFF:Uのオメガを思い出した。

 

 

 

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突然の地中世界では喋るモグラと遭遇。

 

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大切な食糧であるミミズがとれなくなったのは神様が怒っているからだと喚く地中に棲むバシャル一族。次々と生贄に襲われる他の生き物たち。実際にミミズがとれなくなった原因は土の寿命だと知る一同と、その穢れた土を再度浄化してくれるだろうというヌシの存在。

 

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しかしそんなウマい話はなく、ヌシは目覚めるなりすべての命を喰らおうとする。先回りしてコロニーを守りきれ!

 

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すんません、自陣を離れるのが怖くて他のコロニー全滅させました。

 

 

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“ヌシに頼らなくても自分たちで世界を取り戻さなきゃいけない” とかなんとか悟ったモグラのトプ。仲間になっている画像をちらちら見かけていたので来てくれるのかなと思ったけど仲間になりませんでした! 彼の家族を(他の生物を犠牲にして)守り抜いたからかな?

 

 

 

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4勢力が争いあうあの『サンク』の世界へ。しかし終盤の展開が前回訪れた時とは違った。

 

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サンクの世界はそのもの紛争の名分と浅ましさといった印象ですが、このシナリオルートはシナリオを書いた方の「戦争」に対する念なのかな、とも感じました。

そしていくつかのシナリオでも共通して「魔法のような奇跡はまかり通らないから、自分たち自身で未来を作らなければいけない」というテーマが語られていたように思います。魔界塔士のラストを思い出させられるし、アンサガ『天翔ける翼』の歌詞をもふと思い出す。

 

翼投げ捨てて 大地におちる

この暗闇こそ 僕の足跡残す世界

 

(ちなみにこの後各勢力のキャラたちを仲間にできる選択肢が出ましたが、筆者は誰も仲間にしませんでした。十分戦力は整ってたし。自分の在る世界で頑張りたまえ。)

 

 

 

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まったくの余談ですが筆者は小学生の頃から天野喜孝先生の絵が大好きです(サガエメのアートは倉持諭さん)。

 

 

そういえば「トレード」機能について、一応自分のゲームプレイに関することだろうから触れておこうかなと。

簡単に言えば「たまにしか使ってない」です。それはまあめんどくさいからと言えばそうなんだけど (笑)、そもそもバトル毎に更新されるからと言って絶対に毎回やる義務もないですからね。そこは例えどれだけ操作が簡略化されようと毎回開けたりなんかは自分はしないと思います。必要にかられた時にヒィヒィ言うくらいで丁度いいかなと。

 

 


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終局が近づいている気配を前に、辿り着いたのは海の上。

まさにロマサガシリーズを彷彿とさせる音楽が聴こえる。勇ましさと颯爽とした曲調が高揚を生む。海の男・イーヴァルと共に冒険の大海原へと帆を上げる時だ。

 

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「海神の卵」を巡って海賊とやり合い、

 

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木造船の世界には場違いすぎる謎の近代戦艦と遭遇し、

 

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やはり外界から漂流してきたらしいSFスーツ野郎に「海神」と「卵」の客観的解説を述べられ、

 

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幽霊船?との遭遇から海神の護り人との対話をし、

 

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オウムと解くには顔がうるさすぎる。

 

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そして因縁の海賊との決戦。──

 


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──テキストに起こせば何てこともないかもしれませんが、「冒険って、おもむろな “泣かせる話” じゃなくても『冒険』ってだけで泣けるよな」。そんな感想がこみ上げてきた海洋世界編でした。勿論、ザ・涙涙みたいなお話に触れたわけではまったくありません。

その冒険は冒険だけで泣けるっていうのは、例えばMOTHER2が巨大な金字塔であり、ロマサガ1・ミンサガFF5クロノトリガーもそういうものだったかもしれない、キャラクターストーリーを排していた世界樹の迷宮だってそういうものだったじゃないかとも思う。いやその辺のタイトルだけじゃなくたって、あらゆる冒険作品に宿っているものかもしれない。

敢えて無理に言語化しようとするなら──「楽しかった日々」だとか「様々な世界との出会い」だとか、「自由の謳歌」や「状況を切り拓くこと」だとかを美しいと感じるなら、それらの美しさが一纏めになった結晶が『冒険』というものなんじゃないのか、みたいな。そんなことを考えたり。

 


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そして最後には語られるだけの存在だった伝説の男の姿も……

 

 


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いよいよ謎の三角形が揃い、迫りくる最後の時。ここでボーニーから「室長は命を投げ捨てるようなことはするなと言ったが、危険性の高い異物をシティ中央で開封すべきではないのではないか」という提起が。

最終決戦直前の選択肢が入る。室長の忠告を無視してこの誰もいない連接世界でラストバトルに突入するか、準備と犠牲を抱えてでもシティのど真ん中で始めるのか──

 

単純に「上長にそう言われたって物品の事前確認くらいはするだろ」くらいのノリで連接世界でのラストバトルへと挑みました。

いざ、決戦!

 

 

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流石ラスボス戦はむっずいなあ(ここマジで15分くらい嵌めたり戻したりしてました)

 

 

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サガエメの音楽はイマイチだと言った人、君のことは一切信用しない。

 

二人編のラストバトル曲超熱かったぞ!

実はサントラアルバムはまだ開封していないのですが(綱紀2周目まで終わらせてから開けようかなって)、ゲームの中で聴くその旋律はもう抜群でしたよ。

 

 

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そして語られぬ戦士たちはシティへ帰る。

fin.

 

 

 

とまあ書いている間にシウグナス編もとんとんと進めてはいたのですが、とりあえず

 

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公式レビューで「シナリオは淡白」と書いたメディア各所、もしシウグナス編もプレイした上でその一文を書いたのなら「そちらのレビューは金輪際当てにしない」と返したい。

 

2024年5月 Plastic Treeのアルバム振り返り日記(前)

 

 

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この5月29日にPlastic Treeの約4年ぶりのオリジナルアルバムPlastic Treeが発売されるということで、今月中に彼らの過去のアルバムを一枚ずつ聴いておさらいしていくことにしました。そして折角なので聴き返していったアルバムの感想などをここに綴っていこうかなと。

オリジナルアルバム+B面集+再録アルバム等込みで23枚分(ライヴ盤はもう一ヶ月くらい必要になるので割愛)。当然そのすべてを深掘りするなんてとても出来ないので、日記のような形で淡々と触れていこうかなと思います。

 

 

 

 

 

 

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5月3日 『Strange fruit -奇妙な果実-』(1995年)

 

インディーズ時代の盤。インディーズ作品なのでやはりいろんな発売モデルがあるらしいが、筆者が所持しているのは上のジャケットで後の追加トラック『メイク』が入っていないタイプ。

「妙にヴィジュアル系っぽくない大御所V系」と語られるPlastic Treeのなかでゴリッゴリにヴィジュアル系っぽいアルバム。という印象が強かったけど、今聴くとこの時点でUKっぽさを感じる。

筆者は正直あまり好きではない一枚だったが、今なら「ダークで耽美なギターロックという面以外はそもそもやっているジャンルが他のV系とも(それ以外のバンドとも)全然違う」ということが伝わるような。「とにかく地下室臭い痩せ細ったアングラがやりたい」という執着がなければこんなアルバムできないだろうなあ。

空気のう〜ず、死ぬほうほ〜う、まとわりつく嘘〜とか〜♪

 

 

 

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5月4日 『Hide and Seek』(1997年)

 

一転して大のお気に入りの1st。自分の趣味で言えば傑作と名高い次回作よりもこちらの方が好きかな。

今作の硝子の粒子をまぶしたようなギターサウンドが大好き。前作と比べると曲の展開量も格段に増えた。仄暗い霊性とロックらしいサウンドとうつろなキュートさのバランスが抜群。やっぱり名盤!

だいたい好きな曲しかないけど、その中でも『水葬。』が頭一つ抜けて眠れる海の底のアンセム

 

 

 

 

 

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5月5日 『Puppet Show』(1998年)

 

こどもの日にサーカスがやってきた。

デビューから2枚目にして初期の傑作と名高いアルバム。所属元の経営難等に追われ、もうバンドが終わるかもしれないという覚悟のなかで叩き出した一枚だという逸話がある。うーんPlastic Treeというバンドが一貫して「逞しい」バンドであることを一つ証言しているような逸話だ。

幽霊少年時代のPlastic Treeの集大成のような作品だが、ここでまた格段に楽器隊の分厚さと肉感が強くなっていて、人間味が沸いてくる次回作以後への流れも感じる。

『本当の嘘』はもうずっと大好き。『クリーム』はライヴ盤を聴いて一気に好きになったな。閉塞的な歌詞だと言われるバンドが叫んだ「ねえ僕が出した手紙は届くかな」。そして

 

 

 

文字通りの「永遠の名曲」。

 

 

 

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5月6日 『Parade』(2000年)

 

いよいよアングラ路線を離れて日の下に出たような初々しさのある3rd。

初期のメディア的代表曲『Sink』の収録作でもあるが、しかし時代はLUNA SEA終幕を最大の象徴とする “V系ブーム終焉の年” 2000年。ああ「Plastic Treeはほとほと微妙な立ち位置のバンドだった」(勿論彼らがそれらを理由に消滅したりしなかったからこそその称号があるのだが)。

この頃はアルバム曲より未収録のB面曲たち(後述)の方が好きだったりする。『空白の日』はやっぱり良い曲。「00年代のPlastic Treeが始まったな〜」ってなりますね。

 

 

何も知らない僕はいつか  眠りつづけるから

誰も届かない夢の中で  溺れて

 

 

 

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5月7日 『CUT ~Early Best Selection~』(2001年)

 

ここまでの再録ベスト盤。リメイクに挑むには尚早だったという意見も多いが……というか当時の路線とかつての楽曲との折り合いがあまりついていない感じ。

とかなんとか言いつつ『痛い青』はオリジナルよりこっちの方が好きだったり(もっと言えば更に11年後の再録派だけど)。『ツメタイヒカリ』もこっち派かな。

この年に当時のDr.のTAKASHIが脱退するので、アルバムとしてはこれがデビューメンバーでの最後作になる。

 

 

 

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5月8日 『Single Collection』(2001年)

 

ワーナー在籍時代のシングル盤収録曲集……と言ってもB面曲は何曲か入ってない。もう8cmCDなんて見つけても再生できるかも分からないのでどうにかならんかなあと思う(一応メンバー監修ベストなのか?)。

B面曲からは『鳴り響く、鐘』『「月世界」』が特にフェイバリット。そしてA面にしてアルバム未収録だった名曲プラネタリウムはもう、まさに第一期ラストソングのような貫禄。

 

 

 

 

 

 

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5月9日 『トロイメライ』(2002年)

 

V系界のロキノン」とか言われていく方向(楽器のけたたましさが別次元だと思うが)に覚醒した一枚。

インディーズから出した。Dr.がササブチヒロシになった。NARASAKIに参加してもらった。ナカヤマアキラが曲を上げるようになった。と史的概要を見てもまさに転換点。代表的名盤です。

 

改めて聴くと「そういうコンセプトアルバムなのかな」というほどに完成された白昼のモラトリアム世界。音で展開する空白と圧迫のコントラストが絶品。

『蒼い鳥』はわりと近年になって好きになったかな、憧憬的なイメージ。圧倒的すぎるギターサウンド『散リユク僕ラ』グランジっぽくてエレクトリックで好きな要素しかない『懺悔は浴室で』。ポップさに細かい音作りが光る『赤い靴』『ガーベラ』。この時期ながらにV系根性 (笑) が炸裂したような千葉市若葉区、6時30分。』。バンドの素顔というか核を見せつけるようなラストナンバー『雨ニ唄エバ。め、名曲しかない……。

しかし何をどうしたらここまでぼんやりと悲観的な詞ばかり書けるのだろう……(笑)。

 

 

やっぱりこの曲大好きだな〜って。

 

 

 

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5月10日 『シロクロニクル』(2003年)

 

おそらく一番V系っぽくないアルバム。『もしもピアノが弾けたなら』『バカになったのに』The ピーズ)のカバーとかが入っている。

シングル曲『水色ガールフレンド』を筆頭に、プラにしては暖かげでロマンティックなラブソングが並んでいる印象。でも終盤はやっぱり痛々しい。『バリア』で「正体見せたね。」ってなります。

この頃は他の時期ならもっとゆらりとした曲だったんじゃないかという楽曲でも走って刻んでいる印象(『サンデー』とか)。NARASAKIかブッチの影響だろうか。

『イロゴト』はいつぞやのライヴで聴いた超シューゲイザーなアレンジが忘れられないなあ。情緒な名曲。

 

 

 

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5月11日 『cell.』(2004年)

 

先立って述べるとこれの次回作と次々回作がそれぞれ「この時期のプラの完全体」とも言うべきアルバムになる(と思っている)ので、本作はその直前。まさに孵化寸前の細胞のような、ちょっとぐちゃぐちゃしてアレンジ過多な味のあるアルバム。

プラで一番 “私の趣味ど真ん中” みたいな曲はわりと『cell.』だろうなと思っています。サイバーでシニカルで厭世な鋭利さ。「不感症の目には涙を。悲劇的な彼女に笑みを。走り去った影に光を。色のない世界には絵の具を。」

往年のキラーチューン『メランコリック』はここで登場。『「雪蛍」』は00年代前半の空気だな〜って感じ。

 

 

 

壊れながら 失いながら  僕らは加速してつき進む

我を忘れ 時を忘れて  いつかセツナイモノに変わったなら

実績の名歌詞。わ、若い……w

 

 

 

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5月12日 『シャンデリア』(2006年)

 

改めてたくさんの外部スタッフに参加してもらったとのことで、良い意味でどの曲でもシングル切れそうで、かつ過去一多彩なアルバムになったかと思う。あとかなり生音寄りにもなったかな。

1曲目『ヘイト・レッド〜』で今までになく洋楽チックなヘヴィさを見せつけ、ザックザクのギターサウンドにそれこそロキノン系かというようなポップソング『ナミダドロップ』、一転V系フィールドでしっかりウケそうなヘヴィリフの『Ghost』、低音ギターとハイライトな歌メロで大疾走していく『puppet talk。アコースティックな『37℃』もしっとりジャズな『ラストワルツ』も、そしてかの空中ブランコもここに収録。

『ナミダドロップ』めちゃくちゃ好きです。あまりポップだよねの一言で片づけてほしくないくらい。ギターが主役かな。『puppet talkも気持ちよくて大好き。『六月の雨(雨降りmix)』もエピローグに相応しいような良きアレンジ。

 

 

 

余談ですが、04年に偏屈デジタルロックみたいなアルバムを出し、06年『空中ブランコ』で出自のゴシックテイストを観劇的に再生させ、08年には王道めな生音バンドロックに寄せていったPlastic Tree。……それぞれ丁度一年前のBUCK-TICKに習っていたんじゃないかと勘ぐってしまう。いや単純に同じ時代だからかもしれないけど。そうだったら嬉しいなあ。

まあ、「Plastic Tree空中ブランコは完全にBUCK-TICKで言うところのROMANCEだ」ってことです。

 

 

 

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5月14日 『ネガとポジ』(2007年)

 

満を持しての傑作盤。UKロック・オルタナテイストと詩的情緒と歌謡性の大パッケージ。名曲しか入ってない。近年のライヴでもおなじみな楽曲の多さがその名盤ぶりを語っているか。

バンド堂々のオープニングナンバーと呼べうる『眠れる森』Nirvanaなギターから枯れた夜情が伝わる『不純物』、シングル曲じゃないことに驚いてしまうほどキャッチーな『ザザ降り、ザザ鳴り。』。……プラを代表するバラードは? と言えばやっぱり『真っ赤な糸』『スピカ』だろうか、ちょっとクセをつけて大曲『アンドロメタモルフォーゼ』……うん、3曲ともこのアルバムなのだ。

あまり披露されないところでは『egg』がかなり好き。音と勢いが気持ち良い。あと活字SNSはずっとこの曲を爆音で流しとけばいいのだ。 「あなたの言葉なのか?  思い込まされてただ  マナーマナー唱える それほど迷惑かな」「色眼鏡異端者は選ばれし者気どる」「L/R振れるまで笑顔で答えたがる  マナーマナー唱えるだけなら」

 

『アンドロメタモルフォーゼ』はライヴver.のクライマックス感に触れてこそ決定打でした。でも原曲ver.の、行くあてもなくただ積み重なっていくような感覚もやっぱり良いなーとも思う。

それはそうと「『真っ赤な糸』が入ってない(初回盤の)ネガとポジがある」のは「ROSIERが入ってないMOTHERがある」くらいのでけえバグだろ。

 

 

 

 

 

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5月15日 『B面画報』(2007年)

 

これまでにアルバム未収録だったシングルB面曲を網羅したアルバム(それでもあぶれている曲もあるのだが)。インディーで見劣りのない楽曲が並んでいるうえに、影の(?)名曲藍より青くも入っているので十分な必聴度を誇る一枚。甦るインディーズ時代な『エンジェルダスト』もあります。

『lilac』は音色や空白感が非常にツボで好き、この頃のプラの筆者が好きな要素が詰まっている。いかにもB面らしい曲ではジンテーゼ『白い足跡』がかなり好きです。『ロム』も今聴くとありそうで他と被ってないような良曲。

『冬の海は遊泳禁止で』という、確実な人気もありつつ曲名も妙に有名な名曲も収録。タイトルで勝ってるとはまさにこのこと。

 

 

 

一分の隙もなく完成された歌詞じゃなかろうか。

消えないように  消さないように

何もかも塗り変えていく

 

また、この時期と言えば初の武道館公演に宛てた限定曲『ゼロ』も外せないかもしれませんが、筆者は後の再録ver.しか持っていません。

 

 

 

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5月16日 『ウツセミ』(2008年)

 

ササブチヒロシ最後の在籍アルバム。このアルバムと次回作は、嫌いでは全然ないんだけどどう言葉にしたらいいのか難しい。

ポップスなバンドロックに接近している。と言っても「普通のメジャーバンドになりましたね」というのとはむしろ真逆で、「ここまで普遍的な曲調でもプラの音と味が申し分なく発揮されている」という感触。表題曲『うつせみ。』なんかまさしく「このサウンドを他のミュージシャンもやってくれるなら私はV系に依拠しないわ」くらいに思わされたが、たとえばそういうような普遍性と独自性。

ああ、この辺でアルバムのカラーイメージが真昼(と夜)から夕暮れに変わったようなイメージもあります。全体的にしっとりしている。

 

 

 

入りの「僕らはね、忘れていくから  覚えていてね。黒猫よ。」の一節を聴くと子どもの頃飼っていた黒猫を思い出すという話は、どうでもいいようで筆者のこの曲へのイメージを決定づけているのだ。

 

 

 

そしてこのアルバムをもってササブチヒロシがバンドを離れ、次回作から佐藤ケンケンが加入して現行メンバーが並ぶことになる。 (続)