あゝあそこに見えるは遥かなるコンドルフォート、ジュノンの水平を見守る大翼。
FF7リバース、ジュノンエリア〜旅船までクリア。正直ゲームの冒頭にあたるグラスランドエリアを広めに作っておいて今後はある程度あっさりする流れかな〜と思ってたんですが全然失速してなくてビビりました。船下りた時点でプレイ時間30時間弱です。原作なら多分ラストダンジョンに入ってますよ。
というわけでずっと遊んでいます。筆者はあまり「原作と違うかもしれないストーリーの行方が気になります!」というタイプでもないので、のびのびエリアごとに探索しきってから進めていく遊び方。ここに出てくるスクショもそんなノリですね。では具体的には何をやるゲームなんだと言われるとまず基本は
各地の自然の聖域からその土地の歴史や情報を採取し
こんな感じでチョコボを捕まえ
召喚獣の遺跡をまわり
微妙にきもいモーグリに煽られ
といった感じ。
あとはサブクエストは勿論、レイドバトルに興じたり、マップの空白を埋めながら景色のスクショを撮ってまわったり
『ファイナルファンタジー外伝聖剣伝説』じゃん
クラウドの深層心理か何かみたいな一枚。
大いなる福音ください。
勿論敵モンスターとのバトルもあるのですが、それ以上に時間を費やしているというほどミニゲームが豊富。いや本当に「このゲームは所謂サブゲーム群をメインのゲーム性に置いているRPGです」と思っておいた方がいいくらい(それもRPGのカタチとして間違ってはいないだろうとも自分は思います)。
ディフェンスゲームのコンドルフォートより。ちゃんとクラウドの腕が棒のように細くなってて笑った。
ちなみに本物の土地・コンドルフォートはジュノンから遠く離れた秘島みたいな位置になっているそうな。伝説の土地っぽくなったな。
PS5ビジュアルで魅せつける本気の蛙。
ノーツムズくない? いやしかし良い曲だ。
(FF7のピアノコレクションでは『メインテーマ』『ティファのテーマ』『旅の途中で』が特に好きです)
カードゲームを進めた先に。リアルに「あ、そのジャンルも備えてるんですね」の声が出た。
マインドフレイアだ!
マインドフレイア(名前はタイトルごとに微妙に変化)
初代FFで麻痺→即死コンボしてくることでお馴染み。元ネタは大古典D&Dから拝借してきたモンスター。その後のFFタイトルでもちょくちょく出てるけど、元ネタへの配慮もあってかそこまで有名な気はしないやつ。しかし色々と由緒のあるファンタジーモンスターである。「のうみそをすいとられた!(FF5)」
新社長の謎ヒラヒラスーツだってマインドフレイアリスペクトですからね(違います)。
少年の一人立ちについて語りあう男男男パーティ「LOVELESS」(というかクラウドとバレット)
片親男の不安を聞いてやるLOVELESS
FF7リバース、MAIゲーかな? というくらいにはMAIちゃん好きです。
大前提としてチョコボゲーなんだよなあ。
ではそろそろ、ジュノンからの旅立ちを
おまえが人工呼吸されるんkおまえ(謎の女町長)が人工呼吸するんかい!!!
バレット、FF7に大切すぎる。アルティメット山盛りとなっていくFF7の世界観・ストーリー概要の基本軸を示してくれる役割はもうマジでバレットが背負ってる。
ジュノン上層へ突入するシーンは原作でも「イルカに乗ってジャンプしろ!」みたいな分かりづらいミニゲームがありましたねー。どんなんだったか。
こんなんだっけ……
ともかく呑気なジュノン上層区と新社長パレードへ
(あそこがビンタ対決の会場か)
かのディスク交換時CGっぽく撮りたかった。
指揮官、好きです(気が早い)。
隊長の変装&モノマネモードで(Wヒロインに止められるくらい)テンションが上がりまくるクラウド、マジで「FF7の、俺達のクラウドだ!」ってなるので是非刮目してください。「神羅兵の変装で異様なテンションの上がり方をしている」という部分にももうとにかく味がつまっている。
尚、この後のパレードパフォーマンスは(折角なので難易度3×3連発で挑んだのですが)マジで1時間くらいやり直しまくりました。そして……
この戦争が終わったら結婚しよう。
やっぱりルーファウスは大幅にキャラが変わっている印象。まあそうしないと色々と外伝作品らとのバランスが取れないのかなーと。でも考えてみれば彼は原作でも理想の政治支配どころか諸問題に振り回されっぱなしだったんだよな……。
その後ようやくコスタ・デル・ソル行きの船へ
バレットとカードして暇をつぶし
はい……
サントラまだ発売してないので原曲置いておきますね。
「スタイリッシュ・サイコ・SFホラー」と勝手にジャンルづけしたり……いかにも内蔵音源らしいパッサパサなベース音がむしろ曲世界にマッチしていて素晴らしい。そういえば前にも書いたけど筆者がFF7で一番好きなキャラは宝条です。宝条とは結婚したくありません。
◆
筆者はまだようやく船を下りたところですが、世間的にはそろそろネタバレとゲームクリア記事が取り上げられはじめたような気配。
筆者がここまで遊んだ感触としては、『FF7リバース』は「こんなに豪華かつテキパキと遊ぶ要素が構築されているゲームは見たことがない」と言えるくらいに楽しさに富んだ作品。全FFタイトルの中でも最高峰と呼んでいい作品じゃないかと感じています。──連作の2作目ということもあってまだストーリーには特に軸を置いていない評価ですが。
余談になりますが筆者が遊んだことのあるFFタイトル(パッケージソフトのみ、かつリマスターや移植でのダブりを除く)を数えていくと29作品でした。いや何作出してんだまったく。
──FFというタイトルは長い歴史の中で何度も変遷を繰り返し、その主要スタッフさえもばらばらに変わり続けているので本当に「どこでシリーズのていを取っているのかまったく分かんないタイトル」。それに対して昔のFFの方が良かったという感情が湧いてくることも多々あるだろう。自分だってそういう気持ちもあると思います、今まで「FF5が一番だよ」って言ってたし。
しかし、この『FF7リバース』は「昔のFFの方が良かった」「今のFFじゃもう駄目だ」と言ってしまうにはあまりに「あの頃のFFを、あのノリと勢いと過剰さを、今イメージしうる最高級のクオリティでやろう」を地で行っている傑作だと筆者は感じています。そんな軽い言葉で捨てられたもんじゃないぞと。
まあ逆に言えば「結局はFFになっている」ので、あの「いちいち余計なんだよな」という感触は “原作どうりに” 引っかかってくる作品でもあるのですが (笑)。ええ、原作と同じように。
ついでに言えば、「何それは変わってしまった〜」などと言う言葉を見かける度にまるで自分は変わっていないかのような言葉の置き方はフェアじゃないんじゃないか? などとも言いたくなったりしますが、まあ嫌な奴の本性が出てしまうのでそんな話はこの辺で。
なんぼ言うてもFFという看板、見くびられすぎても困りますよ。
す、凄いゲームだ……
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