サガエメの後、初代『Wizardry』のリメイク版を遊んでおりました。
コンピューターRPGの祖と呼ばれるタイトルWizardryの、近年リメイク版ですね(一応Apple ii〜ファミコン版の仕様で遊んでいました)。何気に今まで触れる機会のなかったタイトルだったのですが、その名に違いなく楽しく、また面倒くさかったです (笑)。
バトルで惨殺された後に自動でセーブされちゃうわ、村での蘇生もままならないわ、2F目で一撃必殺が飛んでくるわ、脱出魔法を覚えるのが終盤すぎるわでてんやわんや……。最終盤で大幅に要求されるレベル上げはもうアマプラで連ドラを見ながらやっていました。でも楽しかったですよ。
キャラクターの名前にはノーコメントですが、酒場にはアイテム鑑定役のSteveもいることは記しておきたい。
このWizardryへのリスペクトから生まれたという『世界樹の迷宮』シリーズもまた大好きなタイトルだったのですが(特に「2」は個人的ベストRPGの一つに挙げるくらい)、あのタイトルがいかにWizの上質かつ誤りのない現代版だったのかも思わされたりもしました。世界樹もやりたいけどなあ、新作祈願。
と、書いていたところで「お前は新しめのタイトルはやらないのか? やれよ」という自問もやはり湧いてしまいます。
勿論新しい作品で盛り上がれるのが何よりなのですが、そもそも3,4年前にその時期の人気タイトルを3本ほどやって、どれもあまりピンとこなかったというか「ゲーム的に普通だな……」と感じていた時にFFにまで巻き戻ってしまって今に至るので、悩ましいところです。
とは言うものの、やはり古参なタイトルばかり拾っているのもよろしくない気もするので、全然少ないですがちょっと近年に遊んだRPG近辺の作品を振り返ってみたいと思います。
最近のゲームでは、少し前に発売した『祇(くにつがみ)』を遊びました。
和風な世界観で妖に襲われた村を復興していきつつ、戦闘では「アクションをしながらディフェンスゲームをやる」みたいな感覚のゲーム。助けた村人たちを戦闘員に育てて指示を送り、一方で御祓い役の巫女様を防衛しながらも妖に挑む。物珍しい試みだったと思います。
筆者がアクションRPGをあまり選ばない理由に「いくつかの作品を触っても操作感が全部一緒みたいだから」というのがあるのですが、そういうムードを打破するような意欲を感じる作品で面白かったです。未だエンディングまでは進められていないですが……。
巫女様のビジュアルが非常に筆者の好みという話は割愛
アクションと言えば、やはり『DARK SOUL』と『ELDEN RING』。エルデンは流石にやっとこうかなあとは思いつつもPCのスペックが足りなかったり何たりで買いっぱなしに……
でもダクソやエルデンなどが普通に流行っているのを見ていると「若い子は難しいゲームなんかやらない」などという言辞は全くの筋違いというか、もっと具体的な構造があるようにも思えてきますね。
今更のようなタイトルではありますが、『Slay the Spire』をようやく遊びました。
いわゆる「デッキ構築型ローグライク」のパイオニアになったと言われるタイトルですね。で、触った所感はと言うと……
あっ『幻日のヨハネ –NUMAZU in the MIRAGE–』でやったなあ!
ほぼ同じような作品をやっていました(勿論StSの方がオリジネイターなんだけど)。というわけで「デッキ構築型ローグライク」、文字通りその時だけ手に入れたカードを駆使してランダムなステージを攻略していく、手軽ながら飽きがなく面白い形式だと思います。やっぱりカードゲームって偉大だ。
ちなみに幻日のヨハネを買ったのは……ちょっと前まで静岡に住んでいたから (笑)。ああ素晴らしき聖地効果。
前作のメトロイドヴァニア作品『幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-』の頃から堅実で整った作品を提供されていたので、今回も良い作品だろうと思い買った作品でした。まあ、すっかり固定ファンみたいなもんです (笑)。自分は触っていないけどアイマスの新作アプリもStS形式なのだとか何とか。
そういえばちょっと前にRTAだかで『Caligula2』が話題に上っていましたね。ペルソナ + ボカロ世界みたいなRPGで、筆者もしばらく前に遊びました。
YOASOBIの方も楽曲に参加されているとか。主要なBGMでもボカロ風な楽曲がずっと流れているのですが、ステージ中に延々歌詞が背景に演出されていて「それ、欠かせないんだ」って感じで印象的でした。
夏ですし(毎年恒例)。毎年丁度この時期に上げている気がする『BLUE REFLECTION』、その2作目の「帝」が出たのももう何年前だったか。1作目から光っていたBGM及びビジュアルデザインの良さと、登場人物たちの心象に触れていく物語性が綺麗にアップデートされていて、初作の頃からタイトル継続を願っていた一ユーザーとして申し分のない作品でした。
ソシャゲの方は終わりを向かえたようですが、この先どう進んでいくのか、まだまだ見守っていたいと思います(男主人公の是非はさておき、ゲームとして素敵になるように手がけていただければ)。
ブルリフをはじめとした大量のゲームサントラと 睡蓮とSCHWEINとPlastic Treeがサブスクに完備されない限り、私は「サブスクにない音楽は存在しないのと一緒」なんて口が裂けても言えないのだ(あと、dropzの初回付属盤とか、色々)。
そういえばソシャゲでは『ヘブンバーンズレッド』を初期の頃にやっていたなと。
彩のあるキャラデザや音楽も良かったですが、当時的には「シナリオの起伏とバトルの険しさのシンクロがしっかり練られている」点で初心に帰るような感覚になったことをよく憶えています。
あと、わりと現在進行的なところで未だに声優・前川涼子さんの出演情報がネットニュースに流れてくるという (笑)。そんなに声優さん個人を追うことは以前も現在もないのですが、何故か前川さんの情報だけは未だに。今後ともご縁があれば良いのかなと。
ソシャゲと言えば無期迷途に復帰しました。
上の写真は1周年の時のアニメイトの展示ですね。色々バタバタして上げれなかったやつ(昨年の10月21日に行っていたらしい)。
退廃都市に気高いお姉様たちの存在感、創意工夫がすぎるディフェンスゲーム、上質の極を行くキャラクターシナリオ、毎回特殊仕様とも言えるゲーム内イベント、それら数々の要素で突っ走り続けている無期迷途(そういえば制作会社は『シャイニングニキ』のところと枝分かれした所だと聞いて妙な説得力があったな……)。
離れていた間も無期迷途コンテンツはしっかり発展し続け、今更私なんかが何を述べる必要も中身ももうさっぱりないわけですが。それでも無期迷途のことはまた改めて何か書きたいなと思っています。
とりあえず取り調べシナリオをちまちまと読み返していっているのですが、一気に読んでいると本当に「名作集」を浴びているかのようです。シナリオの系統がノベルゲームというより洋画や海外小説・文献っぽさを感じるからまたそう思えるのかもしれません。
『グラブルリリンク』や『ティアキン』は以前も上げたと思うからもういいかなと。『リリンク』は「絶対的に王道なRPGソフトをやりたいんです」という姿勢と堅実なつくりがとても良かったし、『ティアキン』のクラフトを用いた冒険はまさにアドベンチャーゲームという土壌の新境地を見せられました。ゼルダは「望まれる王道」と「革新性」の両方をずっと携え続けているのが本当に素晴らしい。
というわけで
『ドラゴンクエストXI』、ようやく始めました。およそ7年も続いたやるやる詐欺にピリオドを打ちました(そ、その間にヒーローズをちょっとだけやったりしたから……)。しかもナンバリングのドラクエをやるのは9以来で十数年ぶりだという……。
まあ色々なゲームを上げたましたが、やはり自分としては「SaGaの最新作」と「元祖Wizardry」を浴びた後にここで改めて「ドラクエ」に触るというのが、今の自分ならどんな感想が浮かぶのかななどと純粋に楽しみでもあります。
(『FF7リバース』は? と言われると、あれは “RPGに余計なものを足したり解体したりし続けたFFシリーズ” としての全力投球みたいな作品だったので、DQとの比較もくそもないのです。褒め言葉。)
追われる身でもちゃんとこれまでの行いを告白する勇者の鑑
そういえばドラクエは自分でパーティ全員を操作する人の方が多いのでしょうか。筆者は危ない時以外は折角だしと色々なさくせんを選んで自由行動させておくタイプです。
こうしていろんな作品を並べてみると、みんな個性があっていいなあという気持ちにもなってきます。あと、なんだかんだ言ってわりと普通らしいゲームばかり選んでますね (笑)。
いつぞやチラッと書いた「RPG内のキャラクターなり○○が好きというより、コンピューターRPGという総体が好き」というのはそういうことが言いたかったのかもしれません。