サガエメ、個人的に選ぶ名台詞集 ②


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続・サガエメ名テキスト集。

 

3ヶ月以上も費やしてきたこのゲームもいよいよ個人的な畳みへと向かっているところ……というところですが、すみません『アメイヤ編ラストバトル手前の、負けてもシナリオ進行するバトル』が全然勝ち突破できないです。まああの辺はもしかしたらほぼ裏ボス的な扱いだということなのかもしれないが、わりと歯がゆい未練が……

一応テキスト集は今回まで。最後の最後に改めての纏めみたいなものも書いて一畳みとしたいなとも思っています。未練は今年中には果たしたい。願望。

 

 

テキストは今回もあくまで自分のプレイ内容からシーンをチョイスしています。大きなネタバレは一応控えているつもりですが、2周目以降のプレイが中心ということでより作中世界に入り込んだシーンが多くなっているのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ロロ:何かを得れば、何かを失う。一番学ばなきゃならないことだ。そして、失うことは必ずしも悪いことじゃない。

 

アメイヤ編初エンディングにして始まりの合図。そしてサガというゲームシリーズの精神性のような言葉。前回は入れ忘れてしまっていたこの名台詞。

 

 

 

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D5:歌は、歌えますか?

 

慟哭のディーヴァ編オープニングより。2周目にもう一度このオープニングを見てこそ心に響くものもまたある、と思う。

 

 

 

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ボウディカー:こんなのと戦うなよ。

 

「楽勝もええもんや。」とは逆を行くフレーズ。戦闘回数を吟味していくタイプのサガユーザーは実際にこれを叫んでいるとかいないとか。

 

 

 

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ロロ:優雅に行こうじゃないか。

 

凛々しき黒猫ロロより。どっかのオウムにも言ってやってください。

 

 

 

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コピー:いいの? 神が閃いて。

 

舞台版ワグナス「七英雄だって閃きたい……」

 

 

 

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戦士:俺のLyric最高だろ?

 

うーん、いやうるさい。

 

 

 

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シウグナス:はははは! 見ろ、新たな闇が生まれたぞ!

 

闇の王は今日もごきげんです。

 

 

 

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綱紀:自分も前を見るのが怖くて、後ろばかり見とったんです。でも、この翠の線が否が応でも前を見せるんです。 飛び込んで行って、未来を今にする。そうやって何とか前に進んどるだけです。それじゃあ、行ってきます。

 

改めて主人公綱紀による翠のウェーブの解説。嫌でも苦しくても目の前の運命を乗り越えねばならない、まさしくこの作品を体現しているかのようだ。

 

 

 

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綱紀:見た感じと違うて、結構冗談がお好きな方なんやな。それやったら、そのノリで行きましょうか。

 

短いテキストでも分かる関西のノリ。いや、わりと見た感じは冗談みたいな芸人にも見えますが。

 

 

 

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綱紀:そんなナンパの言い訳、初めて聞くわ。

 

闇よりの耽美なる魅了をナンパ技と解釈する京都人。

 

 

 

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シウグナス:私は今、自分の力が通じない相手に出会って衝撃を受けているのだ。立ち直るための時間をくれ。

 

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シウグナス:さらに追い打ちを掛けてくるとは、なんという娘だ。ボロボロにされる前に、早くこの場を去ろう。

 

まさかの闇の王の魅了が一切通用しない八条の姫さんを前にして。唐突な少女漫画展開!

 

 

 

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加藤:この世界のニンジャという存在を模倣しております。

 

お前は京都の何を調べてんだ。加藤がいかにこの世界での日々を生き生きと過ごしていたかはラストバトルルートの台詞で!

 

 

 

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コマチ:我が歌に──、つづきたまへよ──

 

連携発動時。総攻撃直前で静かに囁く声に熱情。

 

 

 

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市場のおやじ:なんてことだ。マジで言ってんのか。皆さん、迷子はやっぱり迷子だったようです。ママと一緒におうちにお帰りだ。迷い人にブーイングを! 勝利賞をやるからとっとと帰れ!

 

(一応勝利したのに)そんな言います?

 

 

 

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シウグナス:この剣が、支配者の証だと。真の王とは、その存在自体が証なのだ。こんな物を欲しがるなど、底が知れるわ。

 

どこぞの伝説の剣だかを一言で一蹴する闇の王の哲学。なかなかに熱すぎる台詞。

 

 

 

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王者:俺は感動している。ああいう生き方が出来れば最高ではないか。

 

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シウグナス:お前にはお前の道がある。あれが生ける伝説だとしても、お前がその跡を辿る必要はない。お前は、王者だ。

 

すげえ良いカンジの言葉を語ってるけど王者はただ地元のレジェンドを見てウキウキしてるだけなんすよ。ほっといてあげて。

そういう真っ直ぐな気概は闇の王は好まないんですかね……。

 

 

 

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ステラ:これで終末の日に備えましょうう!!!

アメイヤ:イヤですう。

 

何気にアメイヤの選択肢が一番性格わるそうですう。

 

 

 

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シウグナス:うむ、似ているぞ。お前にそんな特技があったとは。

 

い、いらん褒め言葉すぎる……

マジで似ていたのかは謎。

 

 

 

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マグス:えーと───  なんだか、プロポーズみたいですネ。えへへ。

 

闇の王の魅了を受けて。えへへ。

 

 

 

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???:彼女は私に卵を産み付けたんだ。私の腹は日に日に大きくなり、彼女はその様子を喜んで記録していたよ。

 

一応ネタバレ防止を……いや、えぇ…………。表向きはまだまともそうだった緑一族長の突然のダイナミック笑顔。

 

 

 

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シウグナス:そうか、やはりお前は哲人の名がふさわしい存在だ。闇とは違うありようだが、お前のその態度には敬意を表しよう。

 

そして哲人もこんな顔をしている。君も大概クールな理性派っぽいようでぶっとんでるよね……。

 

 

 

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オリハルコン骨格標本:(巨大な機械と同化した自身の体を指して) このような牢獄を作り上げなければならなかった文明の姿を思い描いているよ。私と同居する者たちとコミュニケーションを取れるようになったら、じっくりと研究を進めるつもりだ。だから、これは罰ではない。

 

巨大機械に取り込まれてしまった黄一族長からの言葉。

族長がどのような経緯や意思で「骨格標本」の一部になるのかはルートによって差異があるのだが、ここでは(肉体を失いながらも)研究を軸にこの世界の過去を覗い、未来へと進める、深みのある一文。

 

 

 

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ハロウィン:すべて振出しに戻っただけ。四民は、もう一度やり直せる。何度でもやり直せるんだ。

 

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風民ナホイ:四民全員に魂がある。

 

四民が争い滅ぼしあうサンクの世界にて。サンクの世界は正直気が滅入るので行くのを避けがちなんですけど、筆者が見た中では唯一の救いのある展開だったかなと。四民は、もう一度やり直せる。

 

 

 

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アメイヤ:本当にパンドラなんてあるの? 自分たちの責任を、パンドラっていう存在に押し付けたいだけなんじゃない?

 

プールクーラの魔女ゆえ他の力には厳しいのか結構キツい反応を述べるアメイヤ。最後まで一貫して「そんな恐れを抱くようなものはなかった」という姿勢だった様が印象的だった。

 

 

 

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戦士:その通りだ、伯爵。俺が村を守りたかったんだ。俺自身の手で。

 

そして戦士は “パンドラによる惨状は村を守りたい気持ちの中にあった自分の名誉欲が招いた種だ” と己を罰する。実際に何が起こったのかは語られず戦士の言葉のなかでしか述べられないが、相当に因果な話があったのかも、いや実際のところ誰を責めようもない災いだったのかもしれない。

 

 

 

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リソソーム

 

武器名。唯一無二すぎるだろ。

 

 

 

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アメイヤ:正体が分からないものを避けるのは自然な反応だけど、理解することから逃げてはダメよ。

 

求道者らしさも垣間見える意見。

よくある言辞なので一言だけ返すと、現代に蔓延しているのは理解したつもりで簡単に踏み入ってしまう危うさじゃないのかとも思います。まあでもサガって根本的に「コイツやっぱり分かんねえ……」「そんなことある?」と向き合い続ける作品だよね。

 

 

 

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シウグナス:では、殺るか。

 

「殺らせていただきます。」

 

 

 

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オウム:オマエナンカ、ジゴクニオチナァ!

 

全てがうるさい。

 

 

 

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アズーレ:最強なのはイカダだけではなかったようだ。

 

「最強のイカダ」で決戦に向かった時専用の台詞。じわじわくる。

 

 

 

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イーヴァル:行っちまったか。おーい、カロリーナ! 新入りのことを舟歌にしてくれ!

 

そして我らの冒険譚が新たな歌になるのである。

 

 

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イーヴァル:俺たちはこの歌と共に、マーレ・ノストラムで生きていくぞ! なあ、アズーレ。

 

イーヴァル船長、対面直後はアズーレにビビっているような反応をしていたけど本心ではどう思っていたんだろうな……(アズーレが人間に戻るルートも見ましたよ)。



 

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豪傑:不求同年同月同日生、只願同年同月同日死。俺は、生まれて初めて泣いたんだ。

 

どうしようもない海賊だった彼が心を入れ替えようとしたという話より。筆者は三國志で感動した記憶は特にないのですが、お前にもそういう作品が一つはあるだろう? と訊かれたら「サガフロ2」と答えます。

 

 

 

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アレクサンドル:僕らの中の力を求める心が、最終皇帝を生かし続けてきたんだ。それは、これからも変わらない。

 

今日も誰かの心から復活する最終皇帝へ。

 

 

 

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最終皇帝:待っていたよ、我が運命。

 

河津神が耽美ファンタジー小説の影響を大きく受けていると思うと大きく広がりを感じる言い回し。

 

 

 

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最終皇帝:幾多の魂が、私の力となる。

 

まさに最終皇帝の言葉ですね。そういえばボイスの喋り方がちょっと賢雄皇帝(ディシディア)っぽかったな(声はおそらく違う方でしょうが)。死に台詞がウボァーなのかは不知。

 

 

 

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憤怒の君主:なんだ、なんだ。楽しい奴が現れたな。

 

楽しい奴が入ってきた時に。いやお前の世界の主が一番面白いぞ。

 

 

 

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ナナ:母さん、これで良かったの?

 

ナナを仲間にできるルートがあると言うので攻略本を引き引きそのルートを追っていった先に待っていたのは──。ナナは、カマラの世界でエプイケの花として成し遂げるべきだったのか、それともこれでよかったのか……。

 

 

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ナナ:みんなで繋ぐんだね。

 

連携台詞より。「ケモノ」と罵られて生きてきたというナナは「みんな」という言葉にどんな想いを乗せているのだろうか。

 

 

 

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リタ:灰色の杖はあなた持ってて。私の杖とケンカしちゃ困るから。

 

すいません、サガフロ2のグスタフへのdisやめてもらえます?

 

 

 

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綱紀:おめでとう、リタ。

 

うーんカップルを眺めている感。

 

 

 

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ロロ:誰かが神と呼べば神だろう。

 

「かみがみが このせかいをつくった といいますが では だれが かみがみをつくったんでしょう?」(『サ・ガ2 秘宝伝説』より)

 

 

 

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アメイヤ:蓮君、私、魔女になれたよ。

 

なんだかんだで大きかった蓮君の存在。アメイヤ編の数あるエンディングたちはどれも周回を重ねるごとにじんわりときて、物語がどんどん自分の中に積もっていっているのを実感できます。

 

 

 

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ボーニー:全部助けられるだなんて、思ってないよ。だけど、何とかしたいと思ったら、自分の気持ちに正直に行動していいんじゃないのか。

 

わりと常識人担当みたいな気がしなくもないボーニーから。常識人にしか返しえない熱い一言。

 

 

 

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アメイヤ(鏡):実物以上にカワイク見せるのも鏡の仕事ですから。

 

鏡でも大概な物言いですね……

 

 

 

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アメイヤ:魔女の試験が何のためにあるのか、分からなかった。ただの儀式だと思ってた。でも、あなたに会ってよく分かった。こういう時に選択を誤らない。そのために、あの経験が意味を持つんだってことが。

 

短くも長い長いアメイヤ編の総決算に向かう時。

 

 

 

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アメイヤ:どうよ! 弱者は去れ!

 

そんな言います?(主人公) サガの主人公にはよくあること……いや歴代サガと比べても大概だと思うこの啖呵。

突っ走らせたら(主人公らしからぬ方向で)ヤバい奴だというのは前作の姫様から受け継がれた系譜ですかね……。

 

 

 

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フォルミナ:浅はかね。その程度の哲学しか持ち合わせていないのね、クィススタティアムは。もっと高潔な美しい生き方を示してくれれば良かったのに。

 

やはりガンガン言うフォルミナ姉さん(アメイヤとの言葉選びの差が……)。邪神を煽る時のグレイも似たような言い回しをしていましたね。

 

 

 

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トリスタン:ボーニー、フォルミナ、掩護する。

 

おう、意味のないダミーだけ撃ちぬいて走り去るの勘弁な。

 

 

 

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???:ヤッター! 遂にやった。これで汚れた探索隊ともおさらばだ。

 

ね、ネタバレ防止を……。

よく過去作のメイレンなどが彼と引き合いに出されるけれども、コイツと一緒にされるの流石に可哀想だろ。彼女らはこんなに酷い奴じゃなかったわ(でもそんな???さんが、何発でもぶん殴りたいけどわりと好きですよ)。

 

 

 

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BX10:我々は皆、お前の歌が聴きたい。歌ってくれ。

 

サガエメメカキャラが集結してのこの言葉。やはりメカたち自身から諭されるのが一番説得力を感じてしまうし、熱い。

そういえば「ディーヴァ編の元ネタなのでは?」とも語られていたSF小説無伴奏ソナタ』を先日読みました。無伴奏ソナタ(技名)がとても好きになりました。

 

 

 

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シウグナス:キサマ、羊飼いにでもなったつもりか?

 

闇の王流の「おれたちは モノじゃない!」

なんだかんだでピシっとキメてくれる闇の王さんでした。

 

 

 

 

 

 

今作はやはり、シナリオの演出や表現に関してはある種ゲームボーイ時代以上に淡白に仕上げられているなと感じる。しかしこうダイジェスト的に並べるとやはりラストまわりの “熱さ” は健在なのであった。そして一応述べておくとあくまで「表現」が淡白なだけで、それぞれのシナリオに脈打つテーマ性みたいなところは上にも見られたようにめちゃくちゃしっかり描かれた作品だとも思います。うーん奇妙で面白いゲームだ。

 

 


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